ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想、息子の不登校のこと、自分の病気のこと(癌やパニック障害とか)等をつぶやいています。

奈良・京都一泊二日の旅

  台風が近づく土日に、奈良と京都に一泊二日で行ってきました。

 1日目は奈良。私が住む北陸地方からは車で4時間ほどだったかな?(自分で運転していないので、曖昧^^;)。風はそれほど強くはなかったのですが、雨は降っていました。

 まだ傘を上手にさせない息子がいたので、足早の観光となりましたが、とりあえず最初は興福寺の阿修羅像を見てきました。

 

仮講堂での阿修羅像を拝観

 通常だと興福寺の国宝館というところに展示されている阿修羅像ですが、今年は国宝館の改修工事をしているらしく、仮講堂というお寺の中のような場所に展示されていました。

 写真撮影やスケッチも禁止でしたので、パンフレットの写真になりますが、こんな感じです↓。

 

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 真ん中の方にある顔が三面、手が6本ついていますのが、阿修羅像。有名な仏像ですね。愁いを秘めた少年の姿でした。体もほっそりしていて、華奢。優美な感じがします。仏像関係の本では絶対に出てくる「阿修羅像」。拝観できてよかったです。

 

東大寺の大仏様も見てきました

 次は興福寺から少し歩いて、東大寺へ。

 途中、奈良公園で鹿にしかせんべいをあげました(夫が)。多分、雨のせいで鹿はいつもより少なかったと思うのですが、それでも、ぞろぞろと鹿が集まってきました。息子は最初は怖がっていましたが、両手の手のひらを鹿に向けて「しかせんべいないよ」ポーズをすれば、鹿が近づかないことを教わり、両手をバイバイしてました(笑)。

 雨に多少、濡れつつ、東大寺へ入りました。大きい大仏様が……。正面、横、後ろから全方位で大仏様を見てきました^^。

 途中の柱の輪くぐりは、息子は余裕でクリア。年甲斐もなく私も挑戦してみましたが、肩でひっかかりを感じたので、やめときました。多分、体の方向を変えれば、通れそうでしたが……結構、無様にもがくことになりそうだったので、やめておきました(笑)。

 通常の東大寺だと、人混みがひどく、入り口や輪くぐりの箇所も行列ができているらしいのですが、土曜日は台風ということで、人混みがとても少なかったです。並ぶことなく、輪くぐりに挑めました^^。ラッキー♪

 

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東大寺の大仏

翌日は京都鉄道博物館

 奈良から京都に戻り、リーガロイヤルホテル京都に泊まりました。部屋の窓から駅が見えて、電車や新幹線が何台も通るのが見えました。電車好きな息子は嬉しそう^^。

 普段は1時間に2本、しかも1両か2両編成の電車しか来ない田舎に住んでいますので、たくさん電車が行ったり来たりする都会は、息子にとってはもうそれだけでラッキーな場所のようです。

 

 2日目の午前中、ありがたいことに雨は降っていませんでした。

 京都鉄道博物館へGOです。おととしくらいに一回行ったことがあるので、二度目の鉄道博物館。これまた台風のおかげで人が少なく、ゆっくり見てまわることができました。

 館内には新幹線や雷鳥などの車両が展示してあります。踏切もあって、たまに「カンカンカン」となるので、子どもたちは大はしゃぎ(笑)。非常停止ボタンを押して「ブーブー」言わせてました^^;。

 新快速の運転席を触れるコーナーや、色々実験できるコーナーもあって、おもしろいです。大人が行っても面白い。雷鳥や夜行列車など、懐かしい、昭和だねぇと郷愁に浸るという楽しみ方も大人はできるかも(笑)。

 

 外にはSLの転車台や車庫があります。SLにも乗ることができます(前回乗ったので、今回は乗りませんでした。台風のため、便数も少なかったので)。

 運転中の汽車が間近で蒸気を出しながら、ブオーと汽笛を鳴らしてました。

 

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台風のおかげで観光地の人混みが少なった

 奈良・京都の観光でしたが、台風が来ているせいか、観光客が少なかったのでラッキーでした。大雨や暴風雨になるかと心配しましたが、意外と天気ももったので、本当にラッキーでした^^。

 でも、奈良は晴れている日にまた行けたらいいなぁと思います。ゆっくりお土産を見る時間もなかったので…。あと、春日大社とか飛鳥にも行ってみたいですしね。

 

大風が近づいています

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大風が来てますね。

いやー、直撃しそうです。大丈夫かな💦

 

低気圧が近付くと体調悪くなります。

私だけでしょうか❓

 

でも、ある意味、五感が研ぎ澄まされた素晴らしい体ですね(笑)。

ありがとう、私の五感。

……辛いけど、自然を感じて、浸りますわ……ε-(´∀`; )

 

「かがみの孤城」辻村深月

 久しぶりに読書して泣きました。

 今回、読了したのはこの本です。辻村深月さんの『かがみの孤城』。何かで気になって、図書館で大分前に予約していたのですが、2か月ほど待ち、貸出可能になったので、借りてきました。

 

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 

不登校の少女・こころ。光りだした部屋の鏡を抜けるとそこには…

 主人公は安西こころ。中学1年生の女の子です。こころは、クラスメートの真田美織という子からいじめを受けて、春先から不登校になっています。(こころ自身は、美織からされた仕打ちを「いじめ」というよりも、「名前がつけられない、”何か”だった」と表現していますが……。

 自分の部屋に閉じこもっていたこころの部屋には大きな姿見があり、ある日、突然、その鏡が光り出します。そして、その鏡を抜けると、そこには大きなお城と狼のお面をかぶった女の子がいました。女の子は、この城にある願いが叶う部屋の鍵を探せと言います。どんな願いも一つだけ叶うというのです。そして、この城は3月30日まで開いていると(こころが初めて城に行ったのは5月)。

 そして、この城に集められたのは、こころだけではありませんでした。他に6人。アキ、スバル、こころ、リオン、マサムネ、フウカ、ウレシノという全部で7人の中学生がいたのです。共通しているのは、日中、学校に行っていないということ? 

 少年、少女達、それぞれに悩みがあり、事情があり、やがてこころは彼らに友情を感じるように…。

 季節は流れて、お城が終わる3月なり、ラストは……。泣けました。うう。謎が解けて、紡がれた友情や希望にうるうる泣けてしまいました。

 

学校になじめないこころ達の言葉に共感^^;

 城に集められた子達の感覚に、何か共感できるなぁって部分が多かったです。

 

「自分は、みんなと同じになれない――、いつ、どうしてそうなったかわかんないけど、失敗した子みたいに思えてたから。だから、みんなが普通の子にするみたいに友達になってくれて、すごく嬉しかった」

 その声に、こころは息を呑む。この場のほとんどみんながそうなったのがわかった。

 ”普通になれない”はずっとこころが思ってきたことだった。

 学校に通っている他のみんなみたいにうまくできなくて、同じになれないことに気づいて、だから絶望していたし、苦しかった。

 

 この感覚って、自分には身に覚えがあります^^;。「普通」が何なのかはわからないけれども、学校で、なんか自分が浮いているな…普通じゃないなと感じることがあったので。

 私は不登校にはならなかったけれども、こころが学校で感じているようなこと、いじめられて苦しかった気持ちなどは、共感を持って、読むことができました。作者の表現がうまいからかな。説明ではなく、感情をうまくすくっている感じがしました。

 

こころ達は出会えるのか? ミステリ(謎)とファンタジーが混じった作品

 鏡が光ってお城へ…といかにもファンタジー小説だなと思いましたが、読んでいくと、これはミステリ小説でもあるのだなと思いました。明らかにされていない謎が最初からあるので、ああ、どういうことなんだろう? どうなるのかな?とドキドキしながら、読み進めました。

 途中で「喜多嶋先生」とのある場面で、謎は概ね予想できましたが、それでも、それがどう回収されるのか気になって気になって、夢中で読みました。その謎そのものも気になるし、こころ達がどうなるのか? 結局、学校には行けるのか? これからどうするのか?というのが気になりました。

 終盤になるにつれて、こころ以外の皆のことも気になり…。そして、全ての謎が回収されたラスト。本当に感動しました。

 

孤独な少女が壁を乗り越える作品に弱い^^;

 この「かがみの孤城」もそうですが、悩みを抱えていたり、孤独を感じている少女が、最終的に壁を乗り越えていく作品に私は弱いのかもしれません^^;。泣いちゃう。

 補足ですが、これまで読んだ中で似たような系統の本を紹介しておきます。私は泣いちゃいました(涙もろい)。

 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 
裏庭 (新潮文庫)

裏庭 (新潮文庫)

 

  梨木香歩さんの作品です。「裏庭」はちょっと長いのと、ファンタジーなので、好みがあるかも。「西の魔女・・・」の方は短いし、舞台は現実なので、さくっと読めると思います。同じく学校に行けなくなっちゃった女の子の話。

 

 

童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)

童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)

 

  「童話物語」はファンタジー世界の物語。貧しいペチカという少女が妖精のフィッツに出会い…。フィッツは、この世界が滅ぶべきかどうか、最初に出会った人間で判断することになっていて…。「誰だって自分が思っているよりすごい人間だよ」。

 これは完全にファンタジーで、不登校とか学校とかは全く関係ないんですけど、でも、孤独な少女が変化していくという点では一緒かなと。感動して泣けるという点でも。

 

 

新訳 思い出のマーニー (角川文庫)

新訳 思い出のマーニー (角川文庫)

 

  これは、ジブリ映画でアニメ化されていた「思い出のマーニー」の原作。舞台や登場人物は外国の人なんだけど、基本は、世の中にうまくなじめない孤独な女の子が、ある夏の出来事を通して、変化するというもの。これも、じわわと泣けました。ラストの謎解きで。

 

 

インスタやってます。

作ったお弁当の写真やら、撮った風景写真やらをアップしてます。下は昔、カメラで撮った写真に文字を入れてみました。こういうの楽しいね。

 

最近は写真、全然撮れていませんがσ^_^;。スマホのカメラで事足りちゃうからかな。いやいやでも、やはり一眼レフ(6年くらい前に買ったSONYのミラーレス一眼を使ってます)を使うと綺麗に撮れますよね〜。使いたいのだが、子どもを連れていると、なかなかゆっくり撮影できなくて💦

 

ま、ぼちぼち余裕あるときには持ち歩きたいです☺️。

 

 

https://www.instagram.com/p/BYw_hp7Az1-/

自分を鼓舞(笑) 。以前に比べたら全然マシなんだけど、金曜日まで働くと、体は少しキツイσ^_^;。まあ、でも、歩けるだけありがたいね〜。コンビニで昼食も買えたし。数年前はレジに並ぶことができなかった。吐き気と動悸と脂汗。今は概ね平気。ありがたい。#パニック障害克服中 #前向きに#ポジティブ

 

37歳の誕生日です。

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(画像はイメージ画像です。実際には、夫が買ってきてくれたピースのケーキをいただきました。モンブランミルフィーユ、苺ショート、カブトムシロールケーキ(笑)。3人でむしゃむしゃ)。

 

 今日は私の37歳の誕生日です🎂。

( 9月5日生まれなので、ハンドルネームが9=nona、5=penta(笑))。

 

 早いもので、もうこんな年になってしまいました。30歳になったとき、「三十路だ三十路だ」と騒いでいたのが、つい最近のようなのに、いやいや、もうアラフォーですよ💦。

 

 一体、何をして過ごしていたのだろう❓(笑)。

 

 ただ、30歳の頃と違うのは、あの頃は自分の誕生日は自分におめでとうを言う日でしたが、今は……

 

 誕生日っていうのは、

 

お母さんが頑張って私を産んでくれた日なんだ、

 

と思うようになりました。……多分、自分自身、苦労して息子を産んだからそう思うのでしょうね。

 

 人はひとりで生まれてくるわけじゃない。今はどうかはわからないけど、少なくとも産声を上げたとき、私は溢れんばかりの愛情や歓喜や感動に包まれて生まれてきたんだな、と実感を伴い理解できるようになりました。

 

 だから、(母には恥ずかしくて面と向かっては言えませんが)、今日という日は、「私、おめでとう🎉」と同時に、こう言いたいです。

 

お母さん、ありがとう。お母さんが頑張ってくれたおかげで、今、私はここにいるよ。

 

人間関係の2:6:2の法則

https://panda-ondo.org/考え方/人間関係に疲れた!/

 

(あれ❓ うまくリンク貼れない。スマホで書いてるからかな……すみません)

 

 心理学の「2:6:2の法則」というのは知っていましたが、このブログの記事はイラストや色々な例を挙げていて、とてもわかりやすい。

生物では、働きアリの2割が働いていて8割は怠けている。怠けている8割を排除し、働くアリだけを集めるとどうなるか❓ 結局、また、2割は働き、8割は怠けるそうです。
(教育でも同じ実験❓がありましたね。頭のいい優秀な生徒だけを集めたクラスを作ったところ、結局やはり優秀な人とそうでない人に別れてしまったという(笑))。

人間関係もこれと同じで、2:8ではないが、2:6:2に分かれるそうです。
つまり、嫌いな人苦手な人(自分を嫌う人)が全体の2割、逆に好きな人(自分を好いてくれる人)も同じく2割。残り6割はどちらでもない人。

この法則に逆らい、誰からも好かれようとすると八方美人になり疲れてしまうし、反対に皆から嫌われていると落ち込むこともないそうです。

だって、2:6:2なんだから。付き合いがうまくいかない人が2割いたら、逆にバランスが取れているからオッケーと考えればいい。

なるほどなぁと思いました。
確かに自分の生活を振り返ってみても、当てはまります。苦手だなと思う人(というより出来事かな)がいて、辛いな……と思うこともありますが、違う場所では楽しく会話できたり。そして、6割は好きでも嫌いでもない人であり、出来事です。

嫌なことがあった、もう人生ダメだ‼️とか、あの人に嫌われている、もうやっていけない‼️とか考える必要は全くないのかもしれません。
私を嫌う人がいる、ラッキー、つまり、どこかに私を好きな2割もいるってことだ💗と思えばいいのだから(笑)。

 

 ……と、実は昨日、仕事でちょっと憂鬱なことがあり、落ち込んでいたのですが、落ち込んでばかりもいられないなぁと思って。2割のマイナスに捕らわれるんじゃなくて、所詮は2割だと前向きにとらえて、笑いたいです😀。