ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想などを綴ります。

『ナラタージュ』と『センセイの鞄』〜先生との恋愛小説〜

今週のお題「読書の秋」

『ナラタージュ』が映画化されたそうですね。二十代の頃だったか、島本理生さんの原作を読んで、胸がキュンキュンしておりました(笑)。

 『ナラタージュ』といえば先生と生徒の恋愛。そこで、今日はこのテーマの作品を2冊紹介したいと思います。

 

『ナラタージュ』島本理生

 まずは話題のこの作品です。

 主人公は大学2年生の泉という女の子。ある日、高校時代に想いを寄せていた教師の葉山から電話がかかってきて……という話。

 ネタバレになるといけないので、詳細は書きませんが、先生と生徒の恋愛小説です。

 

 結ばれないとわかっていながら、想わずにはおれなかった人。忘れられない恋。

 うーん、キュンと胸が苦しくなる話ですね。

 ……あ、今の私はあまりキュンとしないのですが、若い頃はこういう恋愛物にキュキュンキュン❤️としていました。

 私も高校時代に学校の先生に淡い憧れというか好意を持っていたからかなσ^_^;。何かあの頃って、年上の男性が大人な感じがして、憧れちゃったというか…………いや、お恥ずかしいです。

 そんな自分自身の昔と重ねて読んでしまったからか(あ、『ナラタージュ』みたいな展開はありませんでしたが……って当たり前か)、ああ、切ない、切ないよ……と切なさに身がよじれていました。

 

 映画版も気になりますね。和泉役は有村架純さん。今はまだひよっこのみね子のイメージが強くて、濡場を想像できないのですがσ^_^;

 

ナラタージュ (角川文庫)

ナラタージュ (角川文庫)

 

センセイの鞄川上弘美

  『ナラタージュ』が若者の熱く激しい恋愛だとしたら、こちらは落ち着いた大人の静かな恋愛だと思います。

 何と言っても、37歳の独身女性ツキコさんと70代のセンセイの恋愛なのですから。

 居酒屋で偶然、出会ったツキコさんとセンセイ。

 

 高校で国語を教わった。担任ではなかったし、国語の授業を特に熱心に聞いたこともなかったから、センセイのことはさほど印象には残っていなかった。

 

 高校時代には特に親しかったわけでない2人でしたが、年を重ねた後に出会った後は自然と距離を縮めていきます。

  センセイとツキコのお出かけや日常の描写が丁寧で、ほんわかとあたたかく、読んでいて幸せな気持ちになります。

  でも……老齢の人との恋愛だから避けては通ることのできない別れというものも……。

 

 ツキコさんと同じく37歳になった私には、どちらかというと『ナラタージュ』よりも、この『センセイの鞄』の方がしんみり来ます。キュンではなく、じわあって感じですσ^_^;。 

 

 

センセイの鞄 (文春文庫)

センセイの鞄 (文春文庫)