急に何を言ってるんだと思いますが、ふと…ふとそう思ってしまったのです。
いえ、職場に苦手な人がいるという話ですが(今は距離や仕事も少し離れたので、前ほど苦しくはありませんけれど)、私はその人にきつく当たられても……
私が悪いんだ。仕方ない。〇〇さんは仕事もできるから、他人にきつく言う権利があるんだ…。悪いのは私。私が〇〇さんのことを嫌いとか嫌だとか傷ついたなんて言ってはいけない。
と、半ば真剣に考えていました。今も、そう思ってしまっているような気もします。
でも、プリキュアを見ていて思いました。
……あ、プリキュアってわかりますか? 日曜8時半から放送中の『HUGっと!プリキュア』というアニメです。息子がプリキュア、仮面ライダー、ルパンレンジャーと続けて見ているもんですから、一緒に見るようになりました。
そのプリキュアで、敵に対して、愛のプリキュアがこんなことを言いました。
「あなたのことは嫌いです。
でも、あなただって何でもなれる、何でもできる!」
セリフの記憶は曖昧なんですが、概ねこんな感じのことを言っていたのです。
あなたは敵として嫌なことばかりしてきて、私はあなたのことが大嫌い。大嫌いだけど、あなたの存在は認めます。
と私は解釈しました。そして、思いました。
相手のことを嫌い。でも、相手の存在は認める。
あ、それってありなのかも!と。
嫌いだからといって、相手の存在を全否定して傷つけたり、無視したり、いじめたりしたら駄目です。
でも、こいつのこと、嫌いだという自分自身の気持ちまで否定する必要はないのかな、と。
「私はあんたが嫌い。されたことで悲しくなったり、傷ついたりした。嫌な思いをしました。そこを否定したりはしない。私が感じた私自身の気持ちを私は否定しないし、受け止める。
その上で、あなたが仕事を頑張っているのも事実だし、そこはすごいと思う。あなた自身の存在も認める」
これだーと思いました(笑)。私が悪いんだ…と自分を全否定して、相手を全肯定するんじゃなくて、自分を肯定して、あいつは酷いやつだいなくなればいいと相手を全否定するんでもなくて、
私もオッケー、相手もオッケー
と思いたい、と思いました。
勿論、嫌いだと思っても、相手を貶めるような真似はしませんよ。今も礼節を持って相手には接しています。私は無視されましたが、私は無視しません。私はイライラされましたが、私はイライラした態度は見せません。……いや、性格的に弱々だから…人様に強く出れないんですよ…💧。
だから、心の中で嫌いって思うだけです。…正確に言うと、嫌いだと思ってもいいんだよ、と自分にオッケーを出したということです。
そんなことをつらつら考えた昼休みでした。