ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想などを綴ります。

パニック障害。この気持ち、わかるわかる^^;

 パニック障害を患っている著者のコミックエッセイを読んだ。

 

 ちなみに、パニック障害とは、過呼吸、動悸、吐き気、めまいなど様々な症状(人によって異なる)が同時に起こり、もう死ぬんじゃないかという強烈な不安を伴うパニック発作を起こす不安障害の一種。この発作がかなりきつい代物なので、その後、「また同じ状態になるのではないか……」と発作を起こす前から不安に感じる予期不安という症状と、電車やスーパーのレジ、人混みなど発作を起こすような場所に行けなくなる広場恐怖という症状を伴うことが多い。今までできていた当たり前の生活ができなくなり、生活の質が落ちてしまうことから、二次的にうつ病に発展していく場合もある。

 

 簡単に言うと、そんな感じの精神疾患の一種である。

 私も大分、症状は落ち着いたが、パニック障害持ちなので、この本を読んで、「ああ~、わかるわかる……」と思わず首肯してしまった。

 

 この著者は、動悸と過呼吸がメインの症状のようだ。私の場合は、吐き気がメインで、一番最初の発作は電車の中だった。大学時代、いつもと同じように電車に乗っていたら、急に胸が悪くなり、気持ち悪くなってしまった。駅を降りて、しばらく休んでみたが、あまり回復せず……酔ったのかな、風邪かな?とその日は家に帰ったのだが、そこから、同じような状態が続き、電車以外でも普通に生活しているだけで、ずっと気持ち悪く、ご飯ものどをとおらず、半年で体重が10キロ減少。

 胃カメラを飲んだり、色々検査をしたが原因不明で、気合で大学生活を送った。その後、1~2年でとりあえず人並みの生活ができるくらいには回復……という経過をたどった。当時は、それがパニック障害だとはわからず、体質が変わっちゃったんだなぁと考えていたのだが、そこから8年後に仕事をやりすぎて倒れ、更にその4年後、心療内科をようやく受診し、子どもの頃からの話をしたところ、大学時代の発作がパニック障害であることが判明したという感じ。(その段階で、最初の発作から10年以上経過していて、パニック障害自律神経失調症躁うつ病の疑いなど、何だか色々な病名をつけられてしまったが…)。

 

 話は脱線したが、いずれにせよ、自分自身がパニック障害を身をもって体験しているせいか、このコミックを読んで、うんうん、わかるわかる、と共感してしまった。著者の体験したことより、自分の場合は、症状は軽かったけれども、それでも、スーパーに入って、色々な刺激に辛くなり、すぐに出てしまった話や、気合で乗り切ろうとして悪化する話など、他人事とは思えなかった。

 

 一番、共感したのが、次の言葉。

 

 パニック障害の人が身内にいる人たちは不思議にあるいはイライラに感じるかもしれない

「どうしてこれだけのことができないの?」

 どんなに思っても当人には言わないであげてほしいのです

 なぜって

 そんなの本人が一番思っているから

 

 そう、本当にそう。周りから何でこの人、すぐ体調悪くなるのって思われていたかもしれないが、…何でできないんだ…と本人は延々と負のループ状態で考えているし、やるせない、辛い、悔しい、絶望的な気持ちを抱えている。できるものなら、自分だって、普通に生きたい!!! できるようになりたい!!!!と強烈に思っている。

 ……でも、できないのだ…。できない自分がみじめで、もうどうして…と半分、うつ状態なのである。

 

 そういう体(脳か?)の状態、気持ちと、どう折り合いをつけていくか。治らないけれども、どう対処していくか、どういう風に気持ちの整理をつけて、まあまあな日常を送るのか……そこが大事なんだなぁとこの年になると割り切れるようにはなってきたけれども^^;。無病息災じゃない、多病息災である。高齢者じゃないけど、ほんと、そうだよと思う(思いたくなかったけれども)。

 

 しかし、この著者のように、自分の病気をこうやって作品にして、誰かに届けられるってのは素晴らしいなと思った。病気にしても、失敗にしても、辛い経験にしても、そのままで置いておいたらマイナスのままかもしれないけれども、対象を少し客観視して、冷静に記録を書けたら、もしかしたら、同じように思い悩む誰かの役に立つのかな……なんて少しだけ考えた。

 

 

パニくる!? パニック障害、「焦らない!」が効くクスリ。

パニくる!? パニック障害、「焦らない!」が効くクスリ。