夫が作った夕ご飯を食べ、だらだらとしていたら、蛍を見に行く、と夫が突然言い出した。
息子は、蛍を見たいと食いついてきた。もう見に行くこと決定、と言わんばかりの表情だ。
私は行かないよ、と応えた。
ホームベーカリーでパンを焼いていて、出来上がり時間までに戻ってこれないから、と。
(説明書にはパンが焼けたらすぐに取り出して、とある。取り出さなかったらどうなるんだろう?と少し考えてみたけれど)。
結局、夫と息子で蛍を見るため出かけていった。
急にできた一人時間で、パソコンを開いてみたり、録画してあったドラマ(「わたし、定時で帰ります。」)を観たり…。
最後はただぼんやり床に寝転がってごろごろしていた。
2時間弱かな、そうこうしていたら、玄関のドアが開いて、息子が帰ってきた。
蛍、たくさん見れたよ。お父さんの写真見てよ!
興奮気味に話してくる。スマホで撮った蛍は黄緑の光が小さく数個光っているくらいだったが、実際は蛍を触ったりもできたらしい。
話すだけ話すと息子はごろりんと床に寝そべってしまった。目が微睡んでいる。
眠い……
疲れて眠くなってしまったみたいで、もう寝たい…と珍しく自分から言うだった。
蛍、次は家族三人で見に行けるといいなぁ。