先日、祖父が亡くなりました。
92歳でした。
十分、長生きだったとは思うのですが、やっぱり寂しいですね…。
私は内孫で、ずっと祖父母と暮らしてきました。両親は仕事で忙しかったので、実質的に育ててくれたのは祖父母でした。
小学生の頃、同級生にいじめられたことがあり(無視されたり、水泳の授業のあと、着替えの更衣室のドアを内側から閉められたり、悪口を言われたり……)、家で家族に愚痴っていたら、
「どこのどいつや! 殴り込みに行く!」
と祖父が本気で怒り出し、本気でその子の家に殴り込みに行きそうになった事件もありました(笑)。
祖父は熱いというか癇癪持ちなところがあります。
とめないと本当に行っちゃう、そして子ども相手でも本当に殴るかも💦と焦った私は、行かなくていいからと必死にとめました。
しかし、そのままでは納得しない祖父。
……仕方ないので、自分ひとりでいじめっ子の家に殴り込みに行くことになりました(^◇^;)。(言ったら、相手のお母さんが出てきて、その子はたまたま熱出して寝てるとのことでしたので、何ごともなく帰りましたが)。
その後、祖父は私にやり返すための柔道技を教えてくれました。
(結局、そのいじめに関しては…学校で嫌なことをされたときに、自分で相手のグループにやり返して、和解と相成りました。…あ、柔道技ではやり返してません。啖呵を切って、互いに罵詈雑言の応酬をしただけ…。殴る蹴るの喧嘩になったらなったで、殴り返してやると殺気立っていたと思いますが……もともと、私自身も祖父と似て熱いというか喧嘩っ早いんです…本性は。学校では地味でおとなしかったから……不良言葉で反撃したら…相手グループは驚いてましたが……)。
祖父が亡くなり、小学生の頃のそんなエピソードを思い出しました。
祖父は…祖母も…両親もですが…いつでも私の味方でした。
私は家族6人で囲む食卓が好きでした。
みんなで過ごした時間が宝物でした。
何やかやと嫌なことがあっても、何だかんだと生きていけてるのは、そうした家族との時間があったからだと思います。
息子が日記を書いていました。
ひいじいじは息子にもとてもよくしてくれました。
息子にもあたたかい時間を与えてくれました。
ひ孫を祖父にあわせることができて、本当によかったなぁと思います。
息子の記憶にもひいじいじとの記憶が少しでも残ってよかった。