今日も学校へ行ってみると言う息子。
無理しなくていいと伝えるのだけど、「行かなきゃ…」と譲らない。
でも、やっぱり家から出られず、ぽろぽろと涙を流して「行けない、行きたくない」と言った。気持ちも落ち込んでしまって、暗い表情のままだった。
数刻経ってから、一緒に図書館に行った。息子は車の中で待ったままだけれども、ちょっとだけ元気が戻っていた。
そのまま、適応指導教室に向かう。出席させるつもりはなくて、来週の遠足のしおりだけ取りに来てと言われていたので、それだけもらう予定で。
最初、中には入らないと言っていた息子だったが、しおりもらうだけだし、行ってみようと言うと気乗りしないながらも、渋々、玄関についてきた。
最初に子どもたちが気づいた。一人、仲良くしている中学生の男の子がいて、「〇〇、来たんか」と声をかけてくれた。息子は、暗い表情で軽く頷いた。
「ちょっと鬱々としているんだよ」と私がその子に伝える。
そうこうしていると担当の先生がやってきて、「よく来てくれたね」と笑顔で対応してくれた。学校頑張ったね、嫌なことあったみたいだね、無理しなくていいんだよと優しく話しかけてくれる。
うん、と表情は固いままだったけれども、息子は学校よりはほっとした様子で頷いた。
玄関を後にする際、さっきの男の子が「無理するなよ」と言った。
帰宅して、しばらくすると「午後から適応指導教室に行こうかな」とぽつりと息子が言った。今日はもう暗く落ち込んだままだろうと思っていたので、ちょっと意外な言葉だったけれども、本人が踏み出してみようと言うのなら応援しようと思った。
結局、午後2時間の活動に息子は参加した。
午前中の暗さはなく、大分元気になったみたいで、笑顔も見られた。先生も、来たときと全然違いますよ、元気になって…と教えてくれた。
先生と少し話して、学校はまた行こうかなと思ったらチャレンジすればいいこと、また1日適応指導教室でのリズムを作っていこうかということになり、息子もそうしようかなと。
「△△君が優しかったよ。先週もぼくが学校に行こうかなって言ったとき、心配していたんだ。△△君も昔、不登校のときに学校に行った時があったけど、陰口言われて傷ついたから、ぼくも同じ目に遭うんじゃないかって。やっぱりそうだったろーって言っていたよ。あと、はさみを投げてたって話したら『やべーな』って言ってた(笑)」
学校に戻れるかもしれない雰囲気があったこの一週間。
結果的に学校へのハードルは高まった?ような気もするけれども、ちょっと危険なクラスっぽいし焦って戻る必要はないかなと思った。
そして、適応指導教室に息子のことを心配してくれている子が一人でもいることが私はとても嬉しかった。
(余談)
夕方、学校の担任の先生から電話があった。
息子が教室に来たとき、席を外していてすまなかったという話と、はさみの件は知らなかった、せっかく来てくれたのに怖い思いをさせてしまい申し訳なかったという謝罪だった。
担任の先生が悪いわけじゃない。むしろ、多種多様な子どもたちの相手をしなくちゃいけなくて、先生も大変だろうな…とこちらが気の毒になる。先生の方が大丈夫か心配^^;。学年の担任の先生とか、上司とか、チームで問題に対応できているのならいいのだけど…(約30人を一人で見るなんて土台無理だと思いますからね。私には無理です)。
(最近、時間があるので、読書している。ぼーっと読んで、内容を忘れていくんだけど…まあ、いいでしょう。読んでいる時間がリラックス~なのだから)。
