ちはやふる最新刊、読みました。
名人・クイーン戦予選、東日本予選・準決勝です。
千早と太一は勝ち進めるのか……。
面白かったです。いよいよ3人が運命の場に集まるんだなぁと感慨深い。
けど、千早達の勝負よりも感動したのは、田丸さんの成長っぷりでした。
だれにも注目されなくて
ほめられないのは変わんないけど
いまはもう
さみしくないよ
ああ 私
さみしかったんだ
さみしくなくなって
やっと
相手と戦える
目立ちたい、ほめられたい、自意識過剰な田丸さんが、自然体でかるたを取っている姿に感動しちゃいました。
あと心に響いたのが元クイーン猪熊さんの台詞。
(猪熊さんはクイーンで強かったんだけど、子どもができて、しばらくかるたを休んでいたんですが、千早達と戦い、3人子どもがいても、35歳という若さや感性頼みの才能が薄れしまう年齢でも、もう一度、クイーンを目指すんだと頑張っているママさん選手)。
大学とか独身のころの自分っていま考えればこういうスーパーカーに乗っていたようなものよね。燃費も考えずどこまでも速く飛ばして。
いまの私なんかファミリー用の軽自動車だなぁ。
でも きっと……20年経って振り返ったら、いまの35の身体さえスーパーカーに見えると思うの。
もっと走ればよかったと思うにちがいないの。
年齢が近いからかな、この猪熊さんの台詞にもぐっと来るものがありました(^ ^)。