ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想、息子の不登校のこと、自分の病気のこと(癌やパニック障害とか)等をつぶやいています。

『10歳の質問箱』日本ペンクラブ

   10歳のなやみちゃん、なやみ君が、「なぜ学校に行かなきゃならないのですか?」「どうしたらモテる?」などなど様々な問いを投げかけます。その問いに作家の先生や教授など55人の大人がそれぞれの答えを述べていくという内容です。

 

 例えば、どうして学校に行きゃなきゃいけないの?という問いには、「学校とは、いろんな連中とうまく付き合っていく方法を習得する場所」という回答や、「いやややつとつき合っていく方法を学ぶことができるからです」などの答えが書いてあります。

 「友だちはいなくちゃダメですか?」という問いには、「いてもいなくてもハッピーならいい」という回答する人もいれば、「友だちは人生の宝もの」だから作りなさいとアドバイスする人もいます。

 一つの問いに対する答えが答える大人によって違うところが面白いなと思いました。みんながみんな、同じように子供にこうしなさい、ああした方がいいと言っていたら、つまらないですものね。

 

 あとがきで日本ペンクラブ「子どもの本」委員会担当の野上暁さんが次のように述べています。

 

いろいろな意見を参考にして、自分の頭で考えてみることがなにより大切です。

 

 本当にそうだなと思いました。自分の頭で考えるヒントとするためにも、いろいろな立場のいろいろな考え方を知るのは悪くないかな。そういう意味で、この本は悩める10歳の子どもだけでなく、大人になった私たちも一読の価値があると思います。

 

10歳の質問箱 なやみちゃんと55人の大人たち

10歳の質問箱 なやみちゃんと55人の大人たち

 

 

『強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる』

 ブログの運営についてネットで検索していたとき、ちきりんさんというブログを見つけまして、少し興味を持ち、著作も読んでみようかなと検索していたときに見つけた本です。ブロガーのちきりんさん、お寺の住職の小池龍之介さんや、経営者、経済学者など7名の著者がそれぞれ自分のジャンルから「強く生きる」にはどうしたらいいかを述べていました。

 

 内容は、1 私たちの「希望」の作り方、2「心」とどう付き合うか 3もっと視野を広げる方法、4これから「会社」「仕事」はどうなるか という4つの章に分かれています。

 1では、常識に縛られない生き方をしよう! 複数の収入源を持とうなどこれまでの働き方に捕らわれず自由に生きている本田直之さんのお話や、「自分のアタマ」で考えるために「なぜ?」「だから何なの?」という視点で考えようというちきりんさんのお話。

 2では「心」との付き合い方について、住職の小池龍之介さんと演劇家の平田オリザさんの考え方が示されています。以下は小池住職の言葉。

 

「自分勝手ではいけないし、人には気を使ったほうがいい。尊敬される、一目置かれる人間として、頑張らなくては」と思っているのに、目の前で他人の我儘な振る舞い(=抑圧している自分そのもの)を見せつけられると、とたんに電気ショックが走ったように「怒り」が沸き起こります。 

 

 というくだりはなるほどなぁと思いました。「あの人を不快に感じるのは、その中にあなた自身を見ているから」。そういうことってあるなって思いました。

 そういう自分の様々な「心」に振り回されないためにはどうすればよいか。それは「今、やるべきこと」に集中するとよいそうです。ごはんを食べる、歩く、など日々の動作ひとつひとつを一生懸命、集中して行うことで、雑念を払う…といった感じでしょうか。

 

 さて、「心」については平田オリザさんもこんな風に述べています。

 

「わかりあえない」ことを前提に「わかってもらう」のではなく、「共感ポイント」を探す

 

 例えば、いじめっ子にはいじめられっ子の気持ちはわかりません。それをわかってもらうのではなく、いじめっ子自身がされて嫌な具体例を持ち出して、それといじめられる気持ちは同じようなものだよと伝えること。そういうやり方が大事なのではということですね。

 

 3 もっと視野を広げる方法として挙がっていたのが、経済学の古典を読むといいよという話でした。本質を見る目が養われるそうです。ちょっと「国富論」読んでみようかなって気になりました^^;。

 

 4はこれからの「会社」や「仕事」について。これからの時代に英語は必須だというくだりは、あああ、英語、勉強しようかな…って気持ちになりました(笑)。苦手なんですが。

 

 読了して、最初はブログ収入などで生活できる方法が書いてあるかなぁなんて思っていたのですが、そういう方法云々ではなく、根本的に考える力をつけないとダメなんだなぁと思いました。自分のアタマで考えていくことが大事なのですね。

肩凝りに効果がある3つの方法

 どうもここ最近、ひどく肩が凝ります。頭の後ろから首、肩にかけてが重いのです。何でですかねぇ……。5、6年前も、今よりもひどい肩凝りで悩んでいたことがありますが、その頃の原因の一つは「精神的なもの」だったこともあります。今はどうなのかはわかりませんが、とりあえず、数年前、やってみて効果があったものについて書いてみたいと思います。

 

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パソコン操作が苦手なのは努力不足?

 先日、職場の若い男性(といっても三十代前半)がパソコン操作が苦手な年配女性のことについて話しているのが聞こえた。

「〇〇さん、すぐにパソコン苦手だから、教えてとか手伝ってとかって言うけど、パソコンなんて誰でも使えるんだから、苦手っていうのはただの努力不足なんだよ!」

 と、彼は少しイライラしながら同僚に話していた。確かに〇〇さんはパソコン操作が得意ではなく、エクセルやワードの基本的な使い方についてよく質問してきたり、代わりにやってほしいと頼んできたりすることも多い。忙しいときにお願いされると、内心、イラっとしてしまうことは私もある。

 しかし、冒頭の会話を聞いていて、「何もそこまで言わなくてもいいのになぁ・・・」と何故かもやもやした気持ちが生じて、この気持ちは一体何なのだろうと少しひっかかっていた。

 

 パソコン操作が苦手なのは単に努力が足りないせいなのか?

 

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はじめまして

はじめまして。

管理人のnonapenta(のなぺんた)といいます。

私は、三十代後半のワーキングマザーです。

7つ上の夫と保育園児の息子の三人家族。毎日、ばたばたと過ごしております。

日々の雑感を書いていけたらいいなぁと何となくの思い付きでblogを始めました。

よろしくお願いします。