『永遠のおでかけ』
益田ミリさんのエッセイです。
叔父さん、そしてお父さんを亡くしたお話が中心。
身近な人を亡くすということ、波のように押し寄せる悲しみ、亡き人との思い出……そんなことが、柔らかにそっと描かれていて、静かに胸に沁みました。
私はまだ両親も母方の祖父母も生きてますが、それでも、父方の祖父母や叔父が亡くなり、また数ヶ月前には同級生が亡くなりました。
たまに故人とのやりとりを思い出し、切ない気持ちになります。
父や母を亡くしたら、きっともっとずっと切ない気持ちになるのだろうな…と思いました。
なにかを処分したところで
思い出は失われないのだと思った。
『立ち直る力』
辻仁成さんの『立ち直る力』。
辻さんが息子に向けて書いたメッセージ。
短い文章ですが、勇気や力をもらえます。
口癖を「疲れた」から「頑張った」にしようとか。実際に職場で、疲れた〜という代わりに頑張った〜と言ってみたら、ちょっと元気になりましま(笑)。
陰口を言うヤツらは、表じゃなんもできんから、
陰で人の悪口を言うんで、そいつらの寂しい口を陰口という。
そいつらにいちいち反論してなんになる?
表で生きろ、
少なくとも、陰口を言わない人間になれる。
そのほうが人生、気持ちがいいだろ?
不条理な世界だからこそ、堂々と生きたらいい。