アンパンマンの作者やなせたかし氏の本をいくつか読んでみました。
「手のひらを太陽に」という曲もやなせ氏の作曲なんですってね。知らなかった…。ぼくらはみんな生きている〜♫って歌です。有名ですね。
その歌詞の1番の中にこんな箇所があります。
ぼくらはみんな生きている
生きているから かなしいんだ
そして、2番はこうです。
ぼくらはみんな 生きている
生きているから うれしいんだ
やなせ氏によると、まずは悲しみがあるんだと。生きていると、悲しい、辛い、苦しいことがある、と。でも、だからこそ、嬉しい、幸せなことがわかるんだと…。
だから、歌詞の1番は「生きているからかなしいんだ」で、かなしい思いをしているからこそ、2番では「生きているからうれしいんだ」となるんですって。
そうですね…。そうかもしれないなと思いました。嫌なことがあるから、何が嫌じゃないか、心地よいかがわかりますし…病気になって初めて健康のありがたみを感じることもあります。
同じような意味合いの詩で、いいなぁと思ったのが、以下のもの…。
絶望のとなりに
だれかがそっと
腰かけた
絶望は
となりのひとに聞いた
「あなたはいったい
だれですか?」
となりのひとは
ほほえんだ
「私の名前は
希望です」
幸福がみえるとき
幸福は
幸福なひとには
みえません
もしも不幸に
なったなら
そのとき
幸福がみえるはず
うん、いいなぁと。絶望のとなりは希望なんだなと…。パンドラの匣みたいですね(^ ^)。