職場の同僚が涙を僅かに滲ませて、怒っていた。
上の人に言われた言葉に怒り心頭…というか、ショックを受けたとのこと。
何て言われたんですか?と聞いた。
ちなみに、彼女は連日、忙しく、ペアでやっている職員は体調を崩しながらも夜遅くまで頑張っている。
「○○さんは、夜中までやって、体調崩してるんです…」と近況を話したらば……
「職員なんて倒れても代わりはたくさんいるんだから、倒れようが期日までに絶対に仕事はやれよ」
といったことを、笑いながら言ったらしい。
冗談なのかもしれないけど、ショックだった…と彼女は語った。
…え、それ、思ってるのもヤバいけど、今、まさに仕事を頑張ってる部下にかける言葉かよ。
仕事においては確かに代わりなんていくらでもいる。誰がやってもできるだろうよ。
しかし、本人にとって、また家族にとっては、代わりなんていないのだ。倒れた後も、体を壊した後も、本人の、家族の人生は続いていくのだ。
代わりなんかいないんだ!
倒れてまでやる仕事なんかないよ。
…と、まあ、そんな具合で、その話を聞いた人の大半は怒りを感じずにはいれなかったわけです。
「大変だけど,体を壊さないように頑張ってね」
と言われたら、頑張ろうと思えるだろうに。