ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想、息子の不登校のこと、自分の病気のこと(癌やパニック障害とか)等をつぶやいています。

息子相手に1人6役(笑)

 朝、相変わらず保育園に行きたくないとごねる息子。

 大きくなり、抱き抱えて連れて行くのは難しい。

 正論を説明しても、ごねる日はごねる。

 さて、どうしたものか……

 

 ……今朝は、仮面ライダージオウのキャラクターになりきって、お遊び感覚で連れて行きました(笑)。

 

「何かいけそうな気がする!」

「我が魔王、何がいけるというんだね?」

「この子、今から保育園に行くんだって」

「おい、ジオウ。保育園とは何だ?」

「ええと、保育園っていうのは、子どもたちが集まる施設みたいよ、ゲイツ

「そこでは何をするんだ?」

「ねえ、君は何をしているの?」

 

 …息子、途中からニコニコ笑って、得意げに答えました。

 

「冠を作ったり、絵本読んでもらったり、遊ぶんだよ」  

 

 今朝はうまい具合に上機嫌で、息子は保育園に向かいました。

 うむ、この作戦は行けそうな気がする!

『探しているものはそう遠くはないのかもしれない』新井見枝香

 さて、『本屋の新井』に続きまして、『探しているものはそう遠くはいのかもしれない』を読みました。

 

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 表紙からしてちょっと異様です(笑)。

 書店員が鍋をおたまで叩いています。それも、満面の笑顔で。

 どういうこと?と疑問に感じながら、エッセイを読み終え、ああ、この新井さんなら本当にこんなことしているかも…と納得してしまいました。

 

 はじめまして、泥棒です。37歳、独身です。

 

 なんだ、このはじめましての挨拶は…と思う「はじめに」。バイトに逃げられたという「はじめに」のエピソードから爆笑でした。

 他にも妄想大爆発なエッセイの数々。そして、どうも本当らしいエピソードを赤裸々に綴ったエッセイも。お金がなくて家賃が払えないとか、学生時代に茶髪が駄目だと言われたから水色に染めた、色は駄目だと言われたから白髪にしたとか……本当かしら。

 

 特に制服のベストは、ピンストライプのスーツ生地で、真夏はあせもができるほどの厚手だった。

 だがそのおかげで、私の胸はいつも開放的だった。ベストが2つの突起を隠してくれるため、大嫌いなブラジャーをつけないで済んだのである。制服の下にスポーツブラすらしないなんて、小学4年生以来のラリホーだ。

 

 誰も私がノーブラであることを気づかなかった。約7年間も。

 ははは、まいったか!

 

 終始、こういうノリで、思わず笑ってしまいました。

 たまに新井さんの価値観が率直に書かれていて、うん、そういう考え方もアリだよねと思いながら読んだ箇所もありました。例えば、結婚についてのこんな文章とか。

 

 寂しいという感情が湧かない人は、寂しいとできないことに向いていると言える。

 つまり、私ほど一人暮らしに向いている人はいないのではないか。

 独身で生きていくこと、子供を産まないで生きていくこと、無人島に漂流することにも向いている。

 人間の「寂しい」という感情は、生きていく上で本当に必要か。

 

 こういう風に思っている人や、別にひとりでもいいやと思っている人って意外と多いと思う……(結婚して子供を持った私は、今はもう説得力がないから言いませんが、独身時代はこの新井さんの考えに近いものがありました。結婚したいとも思わず、子供が欲しいとも思わず……。今も子供が2人以上欲しいとは思えず……思えない自分が母親失格っぽいから、「子どもは2人はいないと」「二人目は?」と言ってくる他人には曖昧に笑ってごまかしていますが……^^;)。

 

 脱線しましたが、新井さんのエッセイを2冊続けて読んだ感想は……。

 新井さんの日々のエピソード自体も面白いし、それを面白おかしく表現しているのもすごいなぁと思いました。

三浦しをんさんのエッセイに雰囲気は近いかも)。

 

 

探してるものはそう遠くはないのかもしれない

探してるものはそう遠くはないのかもしれない

 

 

 

 

『ダルちゃん』、新井賞つながりで『本屋の新井』を読む。

 先日、『ダルちゃん』という漫画の感想をアップしました。

choppeco.hateblo.jp

 

 この『ダルちゃん』という作品が新井賞受賞作らしいのですが、「ん? 新井賞って何だろう」と疑問が……。いえ、芥川賞直木賞本屋大賞などは聞いたことがあるのですが、新井賞は初めて耳にしたので、どういう賞なのか調べてみました。

 

新井賞とは…

 三省堂書店の書店員・新井見枝香さんが、個人的に面白かった、推薦したいと選定した本に与えられる賞のようです。直木賞芥川賞と同じ日に発表され、直木賞らよりも売れることもあるとか。ほう。

 

新井見枝香さんってどんな人?

 では、書店員だという新井さんってどんな人なんだろうとまた興味が出てきました。なになに、東京都出身の1980年生まれ……あ、同い年だと更に興味が(笑)。

 アルバイトで書店に勤務していて、契約社員の数年を経て、現在は本店の文庫を担当されているそうです。新井さんが作るポップはおもしろく、評判だとか…。

 また、作家を招いた「新井ナイト」というイベントもこれまでに300回以上、開催しているようです。テレビやラジオにも出演なさっているみたい。

 

新井さんの本を読んでみたい

 というわけで、新井さん個人に興味を持ち、彼女が書いたエッセイを図書館で借りてきました。

 『本屋の新井』、『探しているものはそう遠くはないのかもしれない』の二冊です。

 

本屋の新井

本屋の新井

 
探してるものはそう遠くはないのかもしれない

探してるものはそう遠くはないのかもしれない

 

 

『本屋の新井』を読んでみました

 とりあえず『本屋の新井』を読み終わりましたので、感想を書いておきます。

 本にまつわるエッセイです。書店でのこと、読んで面白かった本のことなど。……と、まあ、そういう内容の本は他にもあると思うのですが、新井さん個人の視点と表現の仕方が、ちょっとくすっと笑える。

 

…(中略)…『名探偵コナン』のテーマが私の頭に流れた。「見た目は大人、頭脳は子供。」いや、このままいくと数年後には「見た目は中年、頭脳は衰え、心は未熟」だ。それはつまり残念な大人である。

 

 私は常に、SNSをする自分を観察する自分のためにSNSをする。

 それでわかったことといえば、私の「本が好き」という100の気持ちのうちの何%かは、「本が好きな私が好き」という気持ちである、ということだ。

 だからもう、「純粋に本が好き」幻想とはおサラバしよう。アホらしい。どんな大恋愛にだって打算はあるし、他人の目なくしてなりたい私にはなれない。

 不純な動機を公表してもなお、私が本を読む姿はかっこいいはずだ。

 スマホに文字を高速で打つ姿より、文字がびっちり詰まった真っ黒いページを高速でめくる姿を、好きな人には目撃してほしい。

 私が恋するステージの君が、たまたま同じ電車に乗り合わせて、彼に気付かず読み耽る私に恋をするといった妄想なら、飽きるほどしている。

 

 こんな感じの文章が、私のツボにはまり、面白くてさくさく読んでしまいました(笑)。

(「本が好きな私が好き」ってわかる! 自分にもそういう部分があります。中高生の頃は特にそういう自意識過剰なところがありました。純粋に好きだったというのももちろんあるのですが、ニーチェヘーゲルの哲学本を読んで、なんかちょっと難解な本も読んでる自分ってかっこいいかも~という浅ましい意識がありました。太宰『人間失格』の主人公みたいにね(笑)。)

 

 それにしても、新井さんのこのエッセイで取り上げられている本のジャンル多様なこと! 漫画、外国文学、日本文学、BL、実用書などなど。読んできた本のあの場面、あの言葉といった風にさらりと紹介できるのがすごいなぁと思いました。

 

『探しているものはそう遠くはないのかもしれない』は更に笑える

 で、今、読書中なのがこちらですが、これは『本屋の新井』よりも笑えます。昼休みに読んでいて、思わず、ぶっと吹き出してしまうほどです。

 「はじめに」のエピソードからして笑えました。

 

 会社員に向いてない。

 結婚に向いてない。

 大人に向いてない。

 エッセイを書いてみて、改めて自覚しました。

 私も生きるのに向いてないッスとか言って、逃げ出したいです。

 

 何というか、自虐的なのだけど、それをおもしろいエッセイに仕上げているなぁと思います。

 

 みなさん、日本の四季を感じながら、豊かでゆとりある生活を送っていらっしゃいますかしら?

 ギョエーそういうの無理ー!

 そういう素敵な暮らし系エッセイをお探しでしたら、お近くのスタッフにお声掛けください。そこらへんに売るほどございますので、よろこんでご案内いたします。

 

 新井さんのエッセイは、確かに「素敵な暮らし系エッセイ」ではないです(笑)。けれど、ものすごく人生を謳歌しているように見えます。こういう切り口で日々の出来事を見てみたら、楽しそうって思えました。

 

 また、最後まで読みましたら、2冊目のエッセイについても、感想を綴りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

がんばっている方に。

 図書館で借りてきた本、2冊。

 うち一冊が『がんばりすぎない休み方』というマインドフルネスの本です。

 ぱらぱらと読んで、あとがきでふと目がとまりました。

 

「現代の女性たちは、みんながんばっている。でも、そのがんばりにみんな苦しんでいるのではないかな?

 これが、本書のきっかけとなるわたしの問いです。

 そのがんばりって、「ねばならない」とか、「こうすべき」など、無意識のうちに自分を不自由にしている、これまでの時代の常識やルールから生まれたものではないでしょうか。

 例えば、結婚しなければならない、子供を産まなければならない、離婚はすべきでない、子供は立派に育てないといけない、キャリアで成功しなければならない、とか。そんな風にして、みんな、これまでの時代のレールを必死にがんばりながら突っ走っている。

「だって、がんばらないとダメじゃないですか!」そんな声が聞こえてきそうです。

 でも、そんながんばっている方にこそわたしはこう言いたいのです。

「うんうん、そうだね、これまでよくがんばってきたね。でも、その先にあなたのほんとうの幸せはあるのかな? そのがんばりはほんとうに必要ながんばりなのかな?

 

 あとがきのこの文章を読んで、何故かはっとなりました。

 何だろう、もやもやしていたことを表現してくれたという感じです。

 

 今、仕事が忙しくて、ああ、終わらない終わらない…と焦っていて(子どものお迎えの関係で残業ができないという状況での仕事…非常に焦ります。残業がしたいわけではありませんが、やろうと思えば残業できるって状況の方が精神的には楽ですよね…)、でも、家事もやらなくては、子どもの世話もしなければ、と「ねばねば」病にかかっているようです。

 そんな状態を何とかしたいなぁと思い、マインドフルネスの本を手に取ってみたのですが、「何とかしたい」というのも捉われなのかもしれないですね^^;。

 

 まだマインドフルネスの具体的な方法のページは、読み終えていないのですが、呼吸を意識するとか、歩くときに一歩一歩意識して歩くなど、生活に取り入れやすいものばかりのようです。

 1日5分でもいいから取り入れてみようって気持ちになりました^^。

 

  

心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

 

 

 

 

『ダルちゃん』を読んで、生きづらさについて考えた。

 『ダルちゃん』という漫画を読みました。

 はるな檸檬さんが描いた漫画で、資生堂のウェブ花椿で連載されていたそうです。

 自分は普通の女の子じゃない、生きづらいと子ども時代から感じてきた24歳の女性、ダルちゃんの話です。ダルちゃんは、本当の自分を隠して、普通の若い女性に「擬態」して、会社の中で働いています。そんなダルちゃんがありのままの自分を認めて、自分を取り戻していく話だと思いました。

 

 例えば、学生時代、女子のガールズトークについていけなかったり、自分が感じたことをそのまま話してしまうと、「ちょっと変わっている」「あの子、変」みたいに思われてしまったこと……私自身がそういうことがよくあったので、この漫画のダルちゃんの気持ちが痛いほどわかりました。共感して、ウルウルと感動して泣きそうになったくらい(笑)。

 

 ダルちゃんが自分自身の心と向き合い、乗り越えていく様子に胸を打たれました。そして、見方を変えれば、世の中は意外と生きやすいのかもしれないなぁと感じました。

 

  

「私は普通じゃないから、余計なことをして、普通じゃないから、みんなにうとまれる。普通じゃないから、幸せになれない。……だから、だから、いつも人目を気にして、誰かに合わせて、何かになりきって、そうしていなくちゃ、そうして生きていく以外にどんなやり方があるのかわからない。わからない」

「ダルちゃん。普通の人なんてこの世に一人もいないんだよ

「……」

「ただの一人もいないんだよ。存在しないまぼろしを幸福の鍵だなんて思ってはいけないよ

 

「あなたを幸せにしたいし、一緒に幸せになりたい。そのために何をしたらいいんだろうって……そして、思った。あなたを幸せにするなんて、自分にそれができるかもって傲慢だった。……私にできることは、自分を幸せにする、それだけなの。私を幸せにするのは、私しかいないの」

 

 

 

ダルちゃん: 1 (1) (コミックス単行本)

ダルちゃん: 1 (1) (コミックス単行本)

 
ダルちゃん (2) (コミックス単行本)

ダルちゃん (2) (コミックス単行本)

 

 

 

非科学的ですが…

 何だかひどく体調不良です…。

 熱はないのに頭痛、寒気、吐き気…。

 

 保育園のお迎えの帰りに、東の空に大きな月。

 

 明日あたりがスーパームーンらしいけれど、もしかして、そのせいで体調不良なのか?

 

 などとスピリチュアルなことを考えてしまうのでした(^_^;)。

 

 

 ……多分、ただの不調…。

 どうも産後、体質が変わったのか排卵期周辺で体調が悪くなるのです。

 生理前は昔から体調不良だし、おい、月の半分以上、体調不良じゃないか、ちくしょー。

 

 はあ。

 少し憂鬱になりながら、横になっていたら、息子が毛布をかけたり、なでなでしてくれました。

 

 お母さん、死なないで。

 

 いやいや、死なないよ、大丈夫だよ。

 

 しょっちゅう、動けなくなり、ダウンしているので、息子は不安に感じているようです。

 すまないね……。

 

 

 夫が帰宅して、皿を洗い、お風呂をわかしてくれています。

 

 結婚前からよく体調を崩していた私をいつも労ってくれた夫……。

 昔に比べたら、だいぶ、健康になったよ、とのこと。

 

 そうだといいなぁ。

 

 

  あんまりくよくよ考えないで、たくさん眠って、ゆっくり治していこう、と思いました。

岩場で遊ぶ。

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 越前海岸の鉾島にお出かけ。

 

 鉾島の岩も東尋坊と同じくマグマが冷え固まった柱状節理。

 東尋坊の岩場と同じ感じの岩がそびえ立っています。

 せっかくなので鉾島の頂上の祠まで登ってきました。

(大した高さではないのですが、私1人が息切れ(笑))。

 

 その後、下の岩場でヤドカリなどの生き物を探しました。

 寒いからフナムシはおらず、小さな貝がいくつか海水が溜まった場所にいました。

 

 息子は貝を見つけて、いたいた!と目を輝かせています。

 それから、ふとこちらにやって来ました。

「おかあさん、ダイヤ見つけたよ! あげる!」

 と渡されたのは、青いガラスが波で丸くなったもの。ああ、これ、私も子どもの頃、綺麗だから海岸で集めていました(笑)。

 ダイヤではありませんが、ありがたくガラスのかけらをいただきました。

 

 遊んでいるうちに僅かに潮が満ちてきたので、岩場を後にして駐車場へ。

 

 そんなこんなで土日が終了していきます……。

 

 あー、明日からまた仕事だヽ(´o`;。

 年度末に向け、じわじわと忙しくなってきました。

 体力的に乗り切れるのか…毎度、不安との戦いです。

 

 ぼちぼち。