ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想、息子の不登校のこと、自分の病気のこと(癌やパニック障害とか)等をつぶやいています。

村上春樹の新作を読んだ。

予定では今日も休日出勤するつもりだったが、ふと、業者清掃が入る日だったかもしれないと思い出し、行くのをやめた。土日連続で休むのは、久しぶりだ…2月以来だろうか。
…今日、やることを前提に職場の机の上には書類が積み上げられいるわけだが……明日の朝一で必須のものは片付ければいいだろう。
それにゴールデンウィークはありがたいことに数日ある。2日くらい休日出勤すれば、たまった仕事は終わる見込みだ。
正直、今年度は家庭と健康をある程度、犠牲にして、仕事すると決めている。そう決めたから、あまり悩むことはなくなった。考えると苦しくなるから考えないように。給与明細だけを心の拠り所に頑張る。少なくとも仕事に関しては。

 

……正直、もう疲れている。仕事量そのものよりも、くだらない組織の有り様に。

だが、いちいち考えるのも馬鹿馬鹿しい。やればいいんだろ、やれば…と開き直っているわけだ。

月の時間外50時間超だが、他の所属でそんな話をしたら、うちは4月半ばで80超ですよ、だって。謎のマウント取り合いに、内心、苦笑する。

 

さて、忙しくはあるが(といっても、まだそこまでじゃないから…)、村上春樹『街とその不確かな壁』を読了。

20年以上前に読んだ『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』につながりのある作品だと聞き、絶対読みたい!と思って。

 

ネタバレになるとあかんから、詳しくは書かないが、私は…やっぱり壁の中の世界に残りたいと思う側の人間です。

『世界の…』を読んだ頃、自分は社会不適合者だと考えており、社会で生きていくビジョンが持てなかった。

今、社会に出て働いているし、家庭も持った。一見すると、社会に適合できたかのよう。

けれど、この作品を読んで思ったけど、やっぱり壁の中にいたい、世界の終わりで生きていきたい……と思ってしまう。成長してないのかな。