ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想、息子の不登校のこと、自分の病気のこと(癌やパニック障害とか)等をつぶやいています。

息子、適応指導教室に1日行った。

息子が適応指導教室不登校の子が通う公立フリースクール)に1日行くことができた。

9時から3時まで。お弁当持参で。

 

驚きである。行けるとは思わなかった。

だって、もう何か月も家の外にほとんど出てないわけだし、1日も外で過ごせるとは思わなかった。

朝、送っていった際も、「行きたいわけじゃないんだけど」と渋々という形だったので、これは昼前にお迎えコールが入るかな…と思い、いつ電話がかかってくるだろうと考えていた。

 

でも、無事に(?)1日行くことができました。

本人は「疲れた…」「頭痛がする…」と言っていて、結構、疲れちゃったみたいだけど(そりゃ引きこもりがいきなり外に出たら疲れるよね)、嫌なことはなかったと話していたので、よかった。

 

午前中は自主学習の時間なのだけど、息子は今は勉強以前の問題なので(人が怖くて入っていけないとか、一日参加するのもやっととか)、スケッチブックとオイルクレヨンと色鉛筆を持って行った。

先生も別に勉強はしなくてもいいよ、絵を描いてもいいし、皆と一緒が辛いなら別室で好きなことをしていればいいからと言ってくださり、少しずつ息子が場に慣れるよう配慮してくれている。

 

今日は午前中、ずっと絵を描いていたらしい。

持ち帰ったスケッチブックには、オイルクレヨンで描いたリンゴや、オリジナルキャラクター。

「他の子、何か言っていた?」

 息子は学校では、同じクラスの子に「下手な絵」「変なの」とネガティブなことを言われて傷ついていて、「僕、絵が下手だから…もう描きたくない」と前に泣いていた。今日はどうだったんだろう…と少し心配になり、さりげなく聞いてみると、

「上手だねって言ってた」

 と特に嬉しそうでもなさげではあったが、教えてくれた。

(よかった……)

 親の私の方がほっと安堵した。まあ、他人が描いた絵をいちいち下手だの言ってくる子どもの方が嫌な奴だと思うんだけど。←大人げない大人で申し訳ないんだけど。

 

 ああ、とにかく長時間、自宅以外の場所で過ごせたことが嬉しい。

 あまり嬉しいとか頑張ったね!と誉めると、行けなかったときに、「行けない自分はダメ」と思っちゃうといけないし、私もやっぱり行けなくなったときに落胆するのがきついから、さりげなく頑張ったね~と言ってみたけれども。

 

 

 

(↓これは今日、描いたりんごじゃないんだけど、クレヨンでもこんな風に描ける。柴崎春通さんというおじいちゃんの画家の先生の動画を観ていて…)